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ひぐらしと推理について

まずはレス。

>華の様に風のように私は舞い続ける
それが道だから
華の様に風のように私は舞い続ける
それが線路だから
華の様に風のように私は舞い続ける
それが運命だから

Frederica Bernkastel(?)

華のように、風のように舞い続ける
それは人生のように。


>1年付き合った年上の彼女から突然フラれました。
手紙の最後に「受験頑張って バイバイ」と。
ヒビキ兄さん・・・慰めて。・゚・(ノД`)・゚・。

ふぁいと、おーですよ…!

二人の間に何があったかはわかりませんので、
どう言えばいいかわかりませんが…

受験も、ふぁいと、おーです。

>高校入試対策番組でハレルヤが流れたので心が覗かれて侵されたのかと思ったよ。

入試対策ですか…
「私の心(学力)を覗かないで!」(おい
とりあえずロンギヌス持っていってください。
=====∽∽∽∽⊂ 

>すんません、私としたことがトップ絵が
「着物着てやさぐれた沙都子」
に見えてしまいました。カチューシャつけてないのに何故。

…金髪しか見えてないかもしんないッス。手屁ッ。


まあ、自分でもそのように思わなくもないというか。
ちゃんと描きわけないと…

>ドーナツったらハニーオールドファッション一択です。
オールドファッション、チョコオールドファッションと続く。
邪道でしょうが特濃ブラックコーヒーや牛乳といっしょにもぐもぐと。
角? 気にスンナ!
by京


すげぇ腹減ってきました。
牛乳と一緒だと美味しいのです。

>ひぐロワ漫画すっごく面白いです!アップされてるのを全部一気に読破させていただきました。今凄く幸せです。圭一はかっこいいし、大人組みの人たちも素敵でした(特に監督がv)これからの展開が楽しみです!

お読みいただきありがとうございますー。
続き頑張ります。

>Fredericaの詩(偽)、やはり私が無理にでもドメイン取って更新するべきだろうか。

あうあうあうあうあう…
…頑張ります…


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ひぐらしと推理に関して。
絵描きの戯れ言です。

なんとなくネタバレ風味になるので続きを読む、から↓


ひぐらしが推理できるモノか否か?

こちらを拝見したのがきっかけですが、
「ひぐらしは推理するのは無理だ」と言うのを耳にするので、
本当に不可能なのか、ちょっとだけ書いてみるのです。


たとえば、山狗という言葉は問題編当時から出ている言葉です。
そこに多少なりとも「不自然」を感じることが出来れば、
あるいは組織的なものを考えることも出来たのではないか、というのが正直なところです。

魅ぃ掲示板で「そうすると国家レベルの云々になってしまうのでどうかと思う」旨のコメントを
以前見たことがあるわけですが、
まあ結論から言えばそれが正解だったわけですが…

病原体説と含め、推理をした人はいましたよね。

問題なのは、推理の「裏付け」を、単体のシナリオから推理することは非常に困難だと言うことです。
裏の取れない推理は、言ってしまえば妄想と同様です。
圭一が信頼できないと思うと同様、圭一カメラからの情報だけでは、レナ達が悪人である可能性も、
あの時点で確実に否定できる材料はありません。

そういう意味で、たとえばオヤシロ様は結局のところ実在し、超常現象も肯定しなければ
正解にはたどり着けないワケですが、
それが許されるのであれば、結局全ては誰かの夢の世界でした、で終わることも出来るわけです。
もしかしたら次回祭り囃子編でそうならない保証は、今のところありません。


前提とできる信頼性のあるデータがきわめて少ない、あるいはほとんど無いこと。
これがひぐらしの難解さであり同時にミステリ好きの方にとってはアンフェアととらえられる原因の一つでしょうか。

「本編中の構成要素だけでは推理できない」という部分が。


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ここでちとこちらのコメント欄からの引用。

>ここで重要なのは「『推理する』ことをプレイヤーに強く要請していたこと」と、「ここで『推理する』とはあくまで本格推理モノの文脈に乗っ取って行われる行為であること」の2点です。前者は言わずもがなですし、後者もとりわけそうではないことが強調されてはいなかった以上、当然のことだと思います。

少々気になる部分です。
果たしてそうでしょうか?

前者は確かにその通りです。「謎を吟味すること」が前提です。謎解きしてくださいね!というスタンスは作品紹介、
お疲れ様会、スタッフルームや各所でのコメントに至るまで語られており明らかです。

が、後者について”明示的にそうでないことを記載しなければいけない”
というルールは無いのではないかと思うのです。

(推理という言葉は、そこまで「本格推理であること」という
市民権を得ているのでしょうか…)

普段本格推理に触れず、同人ゲームやギャルゲーばかりやっている私のような人間にとっては、
そちらで前提とされているルールのほうこそが縁遠く、わからないのです。

そして、コミケで配布されているひぐらしという作品に触れるべきユーザーは、
果たしてどちらの推理論が身近なモノか、ということです。

「推理」という言葉の扱いに関しては、
ちょっとアレな例えですが、子供にとっての”サッカー”がキャプテン翼のような
サッカーもどきであるような、そんな程度の話では無いのでしょうか?

同人ゲームであるという前提、同人モノとして作成された本編。
オタクでなければついて行けない会話内容。

「これはギャルゲーの世界観をベースにした、同人推理ゲームである」という当たり前の前提に戻ると思うのですよ。

また、”竜騎士07さんが本格推理について熟知していない”ことは比較的すぐに判明することではないでしょうか。
ひぐらしが本格推理であると信じられる根拠は特にないように感じます。

個人的にはむしろ書かれていない前提条件こそ疑うべきと思うのですけどね。
前提無き信頼、というのは推理する上で忌むべき事ではないのでしょうか…

あなたは、何故、その人を、その物語を、そのように、信じたのですか?


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ひぐらしの世界観、ルール構築は前提が「全く無い」のであれば100%不可能ですよね。

でも、たとえば
「小学一年生に与えるべき問題」で、出題者が「小学校の先生」で、
「それまでに先生と生徒が触れたことのある範囲で出題される」ことがわかっているならば、
「何人かの生徒の”回答欄”だけを見させられた状態で」

「ここにどのような問題が書かれていたか」を推理(というか予想
することは不可能では無いと思うのですよ。

でも、ここに「高校生の範囲」まで広げて回答しようとしたりすればたちまち回答不能になります。
「どんな答えも当てはまるようになってしまう」のですから。

推理における境界線は、ユーザーが推測して決めてくれ、ってことじゃないんですかね。

今までのひぐらし本編(お疲れ様会含む)、竜騎士07さんのコメント、その他諸々を参考にして

「竜騎士さんが思いつくであろう回答」を。


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「作者の方が野球に詳しくないことは明白だ」という内容のコメントを拝見したことがあります。
それはそうだと思います。

が、「だから推理には値しない」というのはまた違うと思うのです。
それを前提とした推理を行って欲しいと考えるのです。
それは馬鹿馬鹿しいと感じるのでしょうか?

ひぐらしから「謎を推理/推論/考察すること」を取ったら、もうゲームではなく
タダのサウンドノベルになってしまうのです。

悲しいかな、普段推理に触れていないユーザーは途中で推理を放棄し、
本格推理が好きなユーザーは推理への耐性から途中放棄をせず、です。

ちなみに私は今までに魅ぃ掲示板で出てきた内容のどれかが正解だろうと踏んで、
細かい部分の推理をしようとは思いませんでしたが。

ループ構造や多重世界の透かしについては、
既存のギャルゲがベースと考えれば特に難解でもないとは思うのですが。
「同じ世界中で幾度も繰り返しながら複数のキャラのシナリオを攻略する」のが当たり前なのですから。
これを逆手に取ったのがクロスチャンネルのような作品ですし、
ひぐらしはその派生系だと思っているのです。

ひぐらしは鬼隠し編プレイ終了時に「続きがある」ことを前提としています。(”次は綿流し編”みたいに入ってましたよね…?)
鬼隠し本編終了の時点で主人公が死んで、お疲れ様会内で BADEND という言葉があることから、
HAPPY ENDという言葉も相対的に考えられても不思議では無いと思うのです。

繰り返されるBAD ENDの提示から、

どうすれば、この ”ゲーム” を”クリア”できるのだろう

という部分を読み取れればOK、なのではないでしょうか?

問題なのは、上記のような同人世界なら共通言語であろうゲームも
ひぐらしからこの世界に入ったというユーザーには知られていないということです。

前提とするべき知識を共有していないユーザーが触れるには、
ひぐらしという作品は極めて不親切です。

有る意味では単品では完成していないともいえます。
まあ、本来受け取るべき想定ユーザーを越えて広がってしまった故の不幸というところでしょうか。

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おそらく、ひぐらしは本格推理ものではないでしょう。

でも、ひぐらしは推理ゲームです。



罪深きは 「それでも、ひょっとしたら」を、
プレイした多くのユーザーに思わせてしまった
ひぐらしの風呂敷の広げ方のうまさ故。ということで終わりにしておきます。

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余談

一つだけ思うのです。


「推理作品」はともかくとして、
現実に事件があって推理を行っている方がいたとして。

現実の推理って、場合によっては信頼できるデータがきわめて少ない中で実際に犯人捜しをしなくてはいけないというような、
そんな現実も、あるのではないでしょうか。

むしろ、読んでいけば必ず正解にたどり着ける推理作品というものこそが、
ありえない絵空事なのではないか、と。

謎に相対した方が全て古畑やコナンやポワロやコロンボのようであって、
世界における問題が、全て優れた名探偵の手により解かれているようであれば、
完全犯罪も存在せず、冤罪も存在せず、大変住みやすい世の中だと思うのですがね。

※事件解決に当たっている方を否定するものではありません。
手元の材料では解決不可能な、そんな推理を強いられることも、
現実にはあって、そういうゲームがあってもいいのではないかな、と。ただそれだけです。

 


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