私はをれを買ってあげました

貴方がそれを欲しいと言ったから


私はそれを奪いました

貴方がそれを欲しがると思ったから


だけど貴方は姿を消しました

貴方の望みはなんですか?





私は救われない明日を知っています

でも、それを覆す力が足りません


あなたにはそれを覆す力がありました

でも、明日を知らないあなたには無理でした


結局誰も救われません

あなたは私を選んではくれないのだから





もしもみんなが救われるのならば

私は喜んで礎(いしずえ)になりましょう


もしも私が救われるなら

私は喜んで殺人鬼になりましょう


結局誰も救われないなら

みんなと笑う夢を見てても良いですか?





もしもこれが夢だったなら

どんなに嬉しい事でしょう


もしも私の前に立つあなたが幻だったなら

どんなに幸せなことでしょう


しかしこれは現実です

それはどんなに





闇を嫌わないで下さい
月を見せてくれるのだから


闇を嫌わないで下さい
星を見せてくれるのだから


闇を嫌わないで下さい
あなたの眠りを守ってくれるのだから





涙が流せない時は、誰かに縋りつくのも良いだろう
その温かさに触れた時、きっと心が泣いちゃうから


涙が流せない時は、雨に打たれるのも良いだろう
雨につられた心が、きっと涙を零すから


涙が流せない時は、誰かを抱きしめるのも良いだろう
安心感が、涙を誘ってくれるから


涙が零れ落ちた時
その時、キミは何を想うだろう?





恐れないで下さい。
痛みを。

恐れないで下さい。
死を。

恐れないで下さい。
自分自身を。





あなたは覚えていますか
あの日に交わした約束を

あなたは憶えていますか
わたしにくれた笑顔を

わたしは忘れないよ
たとえそれが全部ウソでも

確かにわたしは幸せだったから





私の罪は、なんですか?
作られたシナリオを否定すること?


私の罪は、なんですか?
肯定できるシナリオを作らないこと?


あなたの罪は、なんでしょう?
私を満足させるシナリオを描けないこと?





思い通りにならないような
そんなおもちゃは捨ててしまいます

私を助けられないような
そんな王子様なら私が*してさしあげます

私を認めないこんな世界は
私が壊してあげましょう
黒デリカ





ある日天使が舞い降りて私に言いました
この羽は願い事をただ1つ叶えられない羽です
こんな翼は私には要らないので受け取ってもらえませんか
私は喜んで頂いた


そして私は多くの願い事を叶え
幸せに暮らしてました


ただ1つの
叶えられない願い事が何であるか知って
私はこの手で羽をかきむしり
折ってしまいたかった





さいころを振った
出る目は一

さいころが転がる
出る目は一

さいころが止まった
───出た目は、六





私は切り捨てました
あなたへの優しさを

私は切り捨てました
あなたへの愛しさを

私は切り捨てました
あなた自身を

なのにどうして
あなたは私を慕ってくれるのですか?





本当に悲しかったのは 自分が知らないという事を知ったときでした

本当に嬉しかったのは 皆が知ってる事を知ったときでした

本当に苦しかったのは 皆が知らない事を知ったときでした

本当に幸せだったのは 自分が知らないという事を知らなかったときだけでした





約束します 私はあなたに約束します
あなたに勝利を
あなたに栄光を
あなたに幸せを
あなたに私の命を捧げます
だからお願い どうか私に
私に勇気を
私に支えを
私に信頼を
私にあなたの肩を貸して下さい
約束します 私はあなたに約束します
私の全てを持ってして あなたの未来を勝ち取る事を





花が枯れてしまった
誰も水をあげなかったから
花が踏まれてしまった
誰も花だと気付かなかったから
花が切られてしまった
誰も死など知らなかったから





忘れないでください
あなたが犯した過ちを

諦めないでください
あなたが望んだ結末を

どうか、叶えてください
私が願った結末を





仲間を助けるために貴方は努力した
そんな貴方は強かった

敵すら助けるために貴方は尽力した
そんな貴方は、とても強かった

自分の理想を叶える為に貴方は努力した
だからこそ、貴方は強かった


力が有るから望みが叶うのではなく、望みを叶えるために力を得るに過ぎない――。





私には貴方と違う目がある
だから貴方と違う世界が見える

私には貴方と違う耳がある
だから貴方と違う世界が聞こえる

私には貴方と違う世界がある
だけど私は貴方と同じ世界を知りたい





一回目の挑戦さいころを転がす
振り出しに戻される

二回目の挑戦さいころを転がす
振り出しに戻される

三回、四回、五回…さいころが転がる
振り出しに戻される

何回目かの挑戦さいころを振る
また振り出しに戻される

──あなたは気付かない
そこがゴールだということに





私のようになるな
私のような人間になるな
裏切り者と言われてる人が言いました

だけど一緒に過ごしてわかりました

この人はだけよりも勇敢でやさしくて
寂しがり屋で人間らしくて

そして人を裏切る様な人間ではないと





フレデリカ

未来が知りたいと願いました
そこに希望が無いことを知らなかったから

過去に戻りたいと願いました
運命に絶望すると知らなかったから

現在を必死に生きました
できることはそれだけだけだと知ったから





裏デリカ

私には仲間なんていませんでした
なぜなら、私は好かれていなかったから

私には友達なんてできませんでした
なぜなら、友達を作る意味なんてなかったから

私はいつまでも一人ぼっちです
私を受け入れてくれる人なんていないとわかったから





黒デリカ

狩りは楽しいと言っている人がいました
狩られる楽しさを教えてあげたら泣いて謝りだしました

みんな好きだと言っている人がいました
人の醜さを教えてあげたらみんなを憎みだしました

私を満足させてくれる人なんて見つかりません
どんな姿を見ても醜悪にしか見えないから

                  フレデリカ三段活用





現在進行中です。

















































運動会、
彼女は、
あの誰よりも明るかった彼女は、
その日自分の髪を自らの自らの手で真っ赤に染め上げた。
顔に、腕に、そして髪に塗りたくる。
何が彼女にそうさせたのか、何で彼女はそんなことをするのか
俺はそれを見ていた。否、見ている事しかしなかった。
ただ自分が次にああなるのが恐かった。
ただ自分があんな格好などしたくはなかった。
弱くて、狡くて、臆病で。
彼女の髪は染まってゆく。朱には遠い、赤に。

水性赤色絵の具。
――ああ、水性絵の具って意外と落とすの大変だし、髪の毛も結構痛むんだぞ
そう思うことしかしなかった、俺は。
なんて言うか、べたべたしていて後で乾燥後の事を考えるだけで嫌だったなぁとかも。
結局俺は断った。誰が好きこのんでこんな絵の具を髪に塗るもんか。
それは、ある秋の些細な出来事。





フレデリカ

ふれでりか

ふるでりか

古手梨花








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