どうか嘆かないで
世界があなたを殺しても 私はあなたを忘れない。

どうか嘆かないで。
あなたが我らを忘れても 我らはあなたを見守ります。

だから教えてください。
あなたはどうしたら、私を覚えていてくれますか?





窓を覗いてみて。
外が見える?

闇を覗いてみて。
光が見える?

自分の心を覗いてみて。
何が見える?





スタートを切って走り出す
皆の声援を背中に受けて

ゴールを目指して走り続ける
体の悲鳴を聞き流して

そしてゴールを通過する
次のゴールは遥か先


未来への希望と取るか、永遠の苦痛と取るかはあなた次第





闇を見るまで諦めない
まだ膝が折れてはいないから

闇を見るまで諦めない
まだ心が折れてはいないから

闇を見ても諦めない
光が見えると信じているから





私は彼に教えてあげました
ここでは誰も信じてはいけないよ、すぐに騙されてしまうから

私は彼に道を教えてあげました
こっちを通っては行けないよ、嘘の看板が立っているから

彼はお礼を言って去っていきました
結局一度も私を疑うことをしませんでした


「信じること」と「疑わないこと」は、とても似ているけれど、だからこそ異なる。
その違いを知ることが最初の一歩―――





流す涙は枯れ果てました

流す涙の方法も忘れました

流す涙の意味も忘れました

そんな私に

どうやってもう一度涙を流せというのですか
修正前:どうやって涙を流せというのですか





貴方が私に言いました
私は罪を犯しました

貴方が私に問いかけました
貴方は私を許してくれますか?

私は貴方に問い返しました
貴方は私の答えを信じてくれますか?

「相手の望む答え」を返しても、「その答えを返すこと」を望んでいるとは限らない―――





私は笑わない
笑う必要がないから

私は笑わない
笑う意味を知らないから

私は笑えない
笑う方法を当の昔に忘れたから

だから
私を笑ってください





あなたを笑いましょう。
あなたが必要としているから。

あなたを笑いましょう。
あなたにとって意味があるから

あなたを笑えます。
その方法はあなたが教えてくれたから。

だからお願いです。
私と笑ってくれませんか?





愛する人が言った。
君は優しい人だね、と。

愛する人が行った。
誰も居ない場所へ、一人で。

愛する人が逝った。
私の目の前で、私のこの手で。





一つ目の風が吹いた時
私はあなたのやさしい歌を思い出しました

二つ目の風が吹いた時
私はあなたのやさしい笑顔を思い出しました

三つ目の風が吹いた時
私はあなたがそばにいない事を思い出しました





願わくば。
彼に幸せな暮らしを。

願わくば。
彼女に平和な世界を。

そして願わくば。
私に一掬いの希望を。





私が死ぬとき
あなたは言いました


例え何百年経とうと
私はあなたを忘れません

例え何百年経とうと
私はあなたを探します

例え生まれ変わっても
それでもあなたを探します


あれから千年経ちました
あなたは約束覚えてますか





獣の様なその爪で。
あなたは人を寄せ付けない。

悪魔の様なその牙で。
あなたは人を寄せ付けない。

それでも私はあなたに近づく。
ただ許しを請うためだけに。





あなたは空を見つめていた
いつか其処に至ることを夢見て

あなたは空を見つめていた
届かないこと腕を伸ばして

そして私も空を見上げる
消えたあなたの面影を探して





私は彼に聞きました
ここは一体何処ですか?

私は彼に聞きました
出口は一体どこですか?

私は彼に言いました
私はあなたの事を信じます





大切な人の誕生日に
私は金の鳥を送ろうと思いました

私は森へ行って
金の鳥を捕まえました

だけど私は逃がしました
命の奇跡に命をとるのはおもしろくないから





その花に触れてはいけません。
すぐに散ってしまうから。

その果実に触れてはいけません。
すぐに腐ってしまうから。

その人に触れてはいけません。
すぐに壊れてしまうから。





禁断の果実をたべました。
そして悲劇が起きました。

禁断の箱を開けました。
そして惨劇が起きました。

予定調和が崩されました。
そして喜劇が起きました。





私は貴方を助けたい
貴方が苦しんでいるのが分かるから

だけど貴方は助けを求めない
貴方が罰を望むから

だけど貴方を助けたい
私は貴方が苦しまないことを望むから


自分も相手も間違っていないなら、自分は何をすべきなのか―――





夢で会えたならどんなに幸せでしょう
どんな困難もないのですから

夢で会えたならどんなに幸せでしょう
どんな邪魔もないのですから

夢で会えたならどんなに幸福でしょう
貴方が存在しているのですから

現実で、夢に願う
もう一度、貴方に会わせてください





いつか描いた幸せを追いかけて
過去を今を未来を駆け抜ける。

あなたが描いた未来も。
あの人が描いた未来も。

待って、待ってと叫び追い続ける。
独りでは追いつけないって気付くのは何時なの?





私は初めて苦しみました
あなたが愛しいから

私は初めて欲しました
あなたが暖かいから

私は初めて悲しみました
あなたを失ったから





悪人が辿る末路は
恐ろしいものです

しかし正義の味方が辿る末路は
もっと恐ろしいものです

それでもあなたは
正義の味方になってくれますか





私は未来を諦めない。
何故なら貴方が諦めなかったから。

私は未来を諦めない。
運命は変えられる物だと判ったから。

私は未来を諦めない。
奇跡は起こると知ったから。





私を見て貴方は哂った
私が余りに愚かな事を言っていたから

私を見て貴方は嘲った
私が余りに無様なことをしていたから

私は貴方を笑わない
まるで自分を見ているようだから





あなたに会いに行きました
あなたはもういませんでした

あなたに会いに来ました
あなたは私を知らないと言いました

あんたに会いに行きましょう。
私を選んでくれるその時まで・・・





みんなは私に言いました
あなたは信用できないと

あなたは私に言いました
お前は敵じゃないのかと

だから私は訴えます
みんなと楽しむことだけが私の望みなんだと





希望など無いと思っていた
その先の未来を知っていたから
希望など無いと思っていた
誰もそれに気付かなかったから
希望など無いと思っていたのに
貴方はそれに気付いてくれた





誰かが幸せものですねと言ったので
私はいいえと言った

誰かが幸せものですかと言ったので
私ははいと言った

あなたの幸せの方程式が
私に合うとはかぎらないのだから





私に目があったなら。
あなたを見る事が出来るのに。

私に口があったなら。
あなたと話す事が出来るのに。

でも私にはどちらもありません。
私は只の人形だから。





あなたは左目を失った。
なら私の左目があなたの左目になります。

あなたは右目を失った。
なら私の右目があなたの右目になります。

あなたは両目には光がある。
でも私は今、光を失ってしまいました。





幼い頃に戻りたかった
何も知らないでよかったから

あの頃に戻りたかった
もう一度やり直したかったから

でも
そう願う必要はなくなった

だって
あなたに逢えたから








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